No.28(後漢)  : 

「漢の中断と復興とはどのようなものか?」   

外戚の王モウによって新という王朝が建国されたため、漢は前漢と後漢に分かれた。
しかしその新も農民反乱である赤眉の乱の中、わずか15年で終わってしまった。そ
して劉秀(光武帝)が再び漢を復興させた。後漢は班超という将軍の西域都護とし
ての活躍があったが、最後には党錮の禁という宦官の害や黄巾の乱という農民反
乱で衰えていった。                                       

<評価の観点>
関心・意欲・態度:
外戚という存在とその権力への近さを実感することにより、王モウの簒奪について興
味や関心を持って学習しようとしている。

思考・判断:

前後で約400年続いた漢王朝であるが、中断と復興の歴史を持ったことや、新を滅
亡させる契機となった農民反乱の意義について的確に判断している。

資料活用の技能・表現:
赤眉の乱に参加した農民たちが、仲間の目印として眉を赤く染めたことを、その想像
図を見ることで実感する。

知識・理解:
我が国と大きな関わりを持った「金印の」光武帝と、彼が漢を復興させて後漢王朝を
開いたことについて、基本的な知識を身につけている。